旗袍展示の文化施設(博物館や美術館など)

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このページでは、私が行ったことのある、旗袍を展示している博物館や美術館などの文化施設を紹介しています。

ちょっと中国旅行記もかねて。

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上海宋慶齢故居

上海宋慶齢故居は中国上海市の淮海中路にあり、旧居を記念館にしています。この街路はお洒落で閑静。

撮影が許可されている一角もあるので、鑑賞に撮影に十分楽しめました。ひととおり建物を見おわると、緑豊かな庭園が待ち構えています。

上海市内の隠れ家的な場所です。近くには軽食屋が数軒あるので休憩もしやすいです。

上海宋慶齢故居 : 上海市徐匯区淮海中路1843。Shanghai Former Residence of Soong Ching Ling (Song Qingling Guju); No.1843 Huaihai Middle Road, Huangpu District, Shanghai 200020, China. 2016年8月31日(水)に撮影。|Panasonic DMC-FX01|ƒ/2.8|1/100|4.6 mm|ISO 80。

宋慶齢の旗袍

次の写真は宋慶齢の旗袍です。

宋慶齢の旗袍。首周りの織り合わせが洒落ている。それでいて大襟を固執したのが素敵。上海宋慶齢故居(上海市徐匯区淮海中路1843号)にて、2016年8月31日(水)撮影。Panasonic DMC-FX01|ƒ/2.8|1/8|4.6 mm|ISO 200。

首周りの織り合わせが洒落ていて、同時に大襟を固守したのが素敵です。

上海宋慶齢故居 : 上海市徐匯区淮海中路1843。Shanghai Former Residence of Soong Ching Ling (Song Qingling Guju); No.1843 Huaihai Middle Road, Huangpu District, Shanghai 200020, China. 2016年8月31日(水)に撮影。|Panasonic DMC-FX01|ƒ/2.8|1/8|4.6 mm|ISO 200。

上海名媛旗袍宝鉴

館内に宋慶齢の旗袍をはじめとする図録『上海名媛旗袍宝鉴』が売っていたので、彼女の絵葉書その他と一緒に買いました。

宋慶齢の旗袍は次の記事にまとめています。

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上海紡織博物館

中国語表記は「上海纺织博物馆」。

  • 2018年9月、経中国博物館協会決定同意上海紡織博物館為国家三級博物館。(中国博物館協会は、上海紡織博物館を国立第3レベルの博物館として承認することを決定しました。)
  • 2018年10月、被評為全国中小学生研学実践教育基地。(全国の小中学生の研究と実践の教育拠点として評価されました。)

上海紡織博物館(上海纺织博物馆)にて2016年9月2日撮影。

公式サイト

清末民初長衫(长衫、The end of period Qing Dynasty long gown。上海紡織博物館(上海纺织博物馆)にて2016年9月2日撮影。

パンフレットから

上海紡織博物館のパンフレットを要約します。

上海紡織博物館は蘇州河の南側、澳门路(澳門路)の北側、昌化路の東、長寿路の橋の西北方向に位置しています。

もともと、上海申新紡識第九工場の旧跡にあります。

博物館の敷地面積は6800キロメートル。そのうち、屋外の展示面積は1500平方メートル。室内の展示面積は4480平方メートル。

実物、資料、場面展示、模型、メディアなどを通じて、上海における紡織の発展歴史を展示しています。

豪快で迫力ある序文館、奥行きのある過程館、時空的なエリート館、インタラクティブな科学普及館、魅力満載な京昆劇服装館において上海紡績の6000年の産業歴史と文化を紹介しています。

上海紡織博物館は、全国科学普及教育基地、上海市科学普及教育基地、上海市愛国主義教育基地、上海市工業旅行基地、および「申九二二斗争」という革命の記念地として利用されている、地域産業博物館です。

過程館(历程馆)

古代、近代、現代をとおして、上海紡織の発展の歴史を演繹しています。紡績は上海の国際的な歴史の地位を示していて、上海の「母の工業」と「支柱産業」の役をつとめてきました。「テクノロジーと風潮」の産業の見込みを展望しています。

エリート館(撷英馆)

上海の時代ごとに、紡織先賢、模範労働者、事業家と専門家などの紡織エリートを採用し、新中国を創立したときには、紡織の賞賛や感動に値する英雄事跡を示しています。

上海の忘れがたい紡織老舗と歴史遺跡を振りかえってみましょう。

科学普及館(科普馆)

「不思議な繊維の足跡」と「多様な表地」と「完全な工芸チェーン」と「広く使う空間」などの紡織の知識をとおして、知識性と趣味性と積極性とインタラクティブ性を完璧に示しています。

テーマ館・京昆劇服装館(专题馆)

伝統と現代をたがいに結合する展示方法で、演劇界の不思議で価値の高い上海流の京昆劇服装を展示しています。

上海流の旗袍(海派旗袍)、創意的な服装、ハイテクな表地、科学の成果等の上海紡織に関するテーマなどを展示しています。

民国小姐土布嫁衣。上海紡織博物館(上海纺织博物馆)にて2016年9月2日撮影。

上海紡織博物館のエピグラフ(抄録)

織物は「肌」のため、衣服は人体のためのものです。「糸、ラミー(カラムシ)、草の根、絹」の歴史は何千年もの歳月を持ち、「雲は月を追う」、「龍と鳳凰(フェニックス)は仲間とし​​て出会う」、つまり、漢の衣服と唐の衣装など、古代の栄光がこの博物館で見られます。

(中略)上海のテキスタイルは激しい産業調整の中で盛り上がりをみせています。

起業家精神は私たちをより強くします。テクノロジーとファッションから私たちは高く高く飛び続けます。

先祖の遺産を引き継いで、私たちは将来のために負荷を負います。 過去を思い起こし、未来の地平線を見て、 私たちは感情と誇りで一杯です。

そのため、 2008年12月、6年5ヵ月の歳月を費やし、この博物館を組織しました。私たちは、繊維産業界の援助と希望を高く評価し、 私たちは夢を実現しようと努力しています。上記のように、 私たちは厳粛にイベントを記録するためにこの碑文を記します。

上海紡織博物館(上海纺织博物馆)にて2016年9月2日撮影。

Frog in a Well

上海紡織博物館は欧米系のキュレーターたちからも称賛を得ています。

ウェブサイト「Frog in a Well」は次のようにまとめています。

The yes is that they have a good idea and a good collection. This is the most complete “built” museum I can think of in China.1 Textiles are the story of Shanghai, and while parts of this could be better done, they cover almost everything. This is as close to a museum of the social history of Shanghai as you will find. via Is the Shanghai Textile Museum the best museum in China? – Frog in a Well

上海紡織博物館はアイデアもコレクションも豊富で、中国で最も完全に作られた博物館。

あらゆる歴史品を集め、探したいものが見つかる上海社会史の博物館として十分に機能している、という評価を得ています。

海派旗袍は次の記事をご覧ください。

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この記事の著者
ぱおつ

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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