旗袍に関係する用語を中日対応表で集めています。
中国語は日本語漢字と同じものもあれば違うものもあります。ページ内検索も使って、お探しの用語をさがしてコピペしてお使いください。
「中式裁縫」のところでは簡単に意味を説明しています。
より詳しい説明をお探しの方は「旗袍に関係する詳しいファッション用語集」もあわせてご覧ください。
衣服
- ジャケット…袄
- スカート…裙・裙子
- ズボン…裤・裤子(褲・褲子)
旗袍
旗袍の構成要素
- 立領(たてえり):立領。mandarin collar
- 大襟(だいえり):大襟。
- チャイナボタン(ちゃいなぼたん):盘扣(パンコウ)。
- スリット(すりっと):开衩/開衩。slit。
旗袍製作に必要な技術
- パイピング(ぱいぴんぐ):滚、镶滚。piping。
- 連袖(れんそで):连肩袖。plain sleeve。
- 接袖(せつそで):接袖、装袖。set-in sleeve。
- 肩縫線(かたぬいせん):肩线。shoulder seem line。
- 帰抜(きばつ):归拔(グイパァ/Guī bá)。
- ダーツ(だーつ):省/省道。darts。
中式裁縫
中式裁縫には次のようなものがあります。
- 滚(滾)…パイピング
- 荡(蕩)…パイピングテープを縫い付ける
- 镶(鑲)…太めのパイピングテープ
- 嵌(嵌)…細めのパイピングテープ
- 绣(繡)…刺繍
- 贴(貼)…アップリケ
- 盘(盤)…組みボタン
- 钉(釘)…飾りを縫い付ける
などです。
归拔(帰抜)
1930年代ころに西式裁縫(洋裁)が旗袍に採用されはじめたとき、ダーツの代わりにボディコンシャスにする「归拔」(Guī bá/帰抜)という技術が登場しました。バストの膨らみとウエストの凹みをアイロンの蒸気や熱を利用して生地の経緯を変化させるテクニックです。
スーツ用語では「いせ込み」にあたります。ただ、スーツの場合は裁断した袖山を縫製する場所に使います。
ぱおつ
民国期の归拔(帰抜)が凄いのは、裁断と縫製にタッチしない点です。
しゃんつ
アイロンだけ…。厳密には裁縫技術じゃない技術が裁縫に使われているわけです。カッコいい。