着物リメイクでつくったチャイナドレスとアオザイ

着物リメイクや反物リメイクでつくったチャイナドレスとアオザイをご紹介しています。

着物リメイク・反物リメイク

着物リメイクとは家に死蔵された着物や反物をいろんな衣服につくり直すことです。

反物ですと反物リメイクや反物メイクといいます。

これまでも着物リメイクも反物リメイクはひっそりと行なわれてきました。

呉服自体の需要がこの40年ほど激減しているため、着物リメイク・反物リメイクも産業化というほど大きな動きはありません。

でも、ハンドメイドやオーダーメイドでの人気は根強いです。

作って自分できる女性や一品生産で作って販売する女性は意外に多いです。

着物リメイクによる七分袖のアオザイ。atelier leilei提供。

これは着物リメイクしたアオザイです。

ピンクを帯びた柔らかいベージュ色に椿の花柄入りの正絹を使い、総裏地もシルク。

ファスナーを使わず、本物のアオザイ仕立てと同じように右脇開きにしたものです。

反物リメイクは布状態から裁縫するので厳密には反物メイクというべき作業です。

でも、反物から衣服をつくりにくく、反物メイクのときに足りない布幅を合わせるために反物同士を継ぎ合わせる作業が必要となります。

ですから反物リメイクという名前もあながち間違ってはいません。

私は昔から呉服業界・和服業界が大嫌いで、着物にも反物にも関心がむきませんでした。

私が着物リメイクに興味をもったのは、妻のレイレイが着物リメイクや反物リメイクでチャイナドレスやアオザイを作りはじめてからです。

レイレイの使う素材をじっくり見ると、反物の値札を張り替えた痕跡がよくあります。

20世紀の呉服業界や和服業界の暴利が見え隠れします。

結局は呉服業界に嫌悪感が増すばかり。

でも、チャイナドレスやアオザイになっていく着物と反物には少しずつ愛着がわいてきました。

先にふれましたように、ハンドメイドやオーダーメイドで着物リメイクや反物リメイクの人気は高いです。

自作・自着する女性やオーダーで作って販売する女性は意外に多いです。妻をはじめ個人で服づくりを楽しむ人たちがもっと注目されればいいなぁと思います。