メトロポリタン美術館『鏡の中の中国』展(2015年)

博物館・美術館収蔵の旗袍
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『鏡の中の中国』は、2015年5月7日から8月16日までメトロポリタン美術館で開催されたファッションとアートの展覧会。数世紀にわたる中国のデザインが西洋のファッションに与えた影響に焦点を当てています。

アンドリュー・ボルトンがキュレーションを担当し、ハロルド幸田がサポート。ネイサン・クロウリーがプロダクションデザインを担当しました。

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メトロポリタン美術館『鏡の中の中国』展(2015年)

140点以上からなるこの展示の各作品は、「オートクチュールとアヴァンギャルドなプレタポルテと中国美術」を体現していると言われています。展示と並行して、中国に対する認識がいかにポップカルチャーによって形成されているかを明らかにするために、中国が映画の形で描かれました。

この展覧会はニューヨークで大変な人気を博し、コスチューム・インスティテュートの人気展覧会の記録保持者であった『サヴェージ・ビューティ』を上回る入場者数を記録。当初は5月7日から8月16日まで開催される予定でしたが、9月7日まで延長され、最後の週末は夜通し開館しました。

この展覧会は、オリエンタリズムを反転させ、「本物としての東洋」に焦点を当てることを選択。反転オリエンタリズムとは、西洋のオリエンタリズムの物語に反発して、その文化圏の個人によって自文化が内面化されたステレオタイプやエキゾチック化されることを指します。

このショーは、エドワード・サイードが提唱したオリエンタリズムの概念、つまり西洋が東洋を見下して真正ではないものとして描写することへの批判を再論することを目的としています。

この展覧会に関するドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』が2016年に公開され、アメリカ以外の国ではNetflixその他で視聴できます。

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ぱおつ
この記事の著者

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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