戴欽祥・陸欽・李亞麟『中国古代服飾』は時代別にわけた中国服装史です。
殷朝・周朝から明朝・清朝まで、各時代ごとに、官服、男服、女服を中心に述べ、次代によっては戎服、僧侶服などもとりあげています。
本書は中国服飾史ですが、衣服や装飾品の形もイラストで説明しているので、中国衣服史としても読めます。
本書の構成
全体で150頁、イラストや写真資料が2ページに1つほどあります。
本のサイズも小さいので、さくさくと読みやすいです。衣服を解説するよりも、歴史的な逸話を説明することを重視しているので、すべての年齢層に適しています。
中国大陸の服装史の本となると巨大で網羅的になりますが、台湾でまとめられた本は、資料的制約が大きいためか、要領をえていて読みやすいです。
やはり大陸の出版物と台湾の出版物は、同じ系統の本を数冊ずつ買っておいて、必要に応じて使い分けするのがおすすめです♪
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