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包銘新主編『中国旗袍』:深衣から現代までの旗袍通史

書籍・図鑑
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包銘新主編『世界服飾博覧 中国旗袍』はコンパクトにまとめた旗袍の本で、深衣から現代までの旗袍通史です。

ふつう、旗袍は民国期をとりあげた本が多いです。

しかし、本書は、なんと旗袍の源流を春秋戦国時代の深衣にまでさかのぼります。そして、清代の旗装袍や民国期の旗袍をふまえて、1990年頃までを対象にしています。

時代ごとに旗袍の歴史をたどった本として重要です。

また、後半ではテーマ別からチーパオの特徴をふりかえっています。たとえば、

  • 旗袍の京派と海派
  • 芸術家と旗袍
  • デザイナーと旗袍
  • 古写真にみる旗袍
  • 所蔵旗袍紹介

などです。

写真資料が多く、さくさく読めますが、なにぶん手に入りにくいです。

包銘新主編『世界服飾博覧 中国旗袍』上海文化出版社、1998年。

包銘新主編『中国旗袍』の関係者

  • 編集者:包铭新
  • 编著:包铭新、吴娟、马黎、杨树、吴笛
  • 写真:杨树
  • 責任編集者:孙欢
  • カバーデザイン:陆震伟
  • レイアウトデザイン:林伟成
  • 写真提供:包铭新(一部は上海老千子晨企业机构から提供)

編者の問題関心

簡単に紹介します。

現代ファッションは国際的で、ファッショントレンドはあまりにも多くのエスニックや地元服の要素を集めています。知識人は西洋のファッションという用語(洋服)を使うことさえ気が進みません。

洋服は、現代社会のほとんどの人か着るもので、ヨーロッパのファッション史と密接な関係があります。

しかし、注意深く分析すると、たくさの興味深い点が見つかります。

ある人は、国内的なものが多ければ多いほど国際的になると言います。この一見議論の余地のある文章は、ファッション業界の人々によく引用されます。

つまり、国内ファッションや土着のファッションは国際的なファッションに吸収されやすく、逆に、国際的なファッションは民族衣装にとりこまれやすいのです。

本書のシリーズ「世界服飾博覧」に紹介されている旗袍、着物、オートクチュール、デニムなどは、長らく独特な民族的背景や民族的特徴をもってきましたが、国際的な影響も大きく受けてきました。

そのなかでも、とくにチャイナドレスや着物は西洋との融合の激しいものでした。

目次

  • 旗袍の源流
  • 旗女と漢女の着装
  • 旗人の袍服と旗袍
  • 民国当初…静かに移行した旗袍
  • 1920年代…大きな袖と新しいスタイル
  • 1930年代…黄金時代(I)
  • 1940年代…黄金時代(II)
  • 1950年代…輝かしい瞬間
  • 1960年代・1970年代…取り残された20年間
  • 1980年代・1990年代…栄光回復の困難
  • 旗袍の美的空間
  • 旗袍の京派と海派
  • 芸術家と旗袍
  • デザイナーと旗袍
  • 古写真にみる旗袍
  • カレンダーにみる旗袍
  • 所蔵旗袍紹介
日本語表記/原文表記はこちらです。包銘新主編『世界服飾博覧 中国旗袍』上海文化出版社、1998年。/包铭新主编『世界服饰博览 中国旗袍』上海文化出版社、1998年。

包銘新主編『世界服飾博覧 中国旗袍』上海文化出版社、1998年。

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この記事の著者
ぱおつ

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。
夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。
2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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