旗袍を着てダンスをする二人の女性(藕生):左榮茂祥緞號

イラスト・ポスター
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このイラストは左榮茂祥緞號(一言堂)の広告ポスターです。

作者は藕生。規格は、54.6cm×38.2cm。

この会社は、臨川の大十字街と描いてあるので、中国江西省撫州市臨川か、江西省南昌市の十字街道のどちらかでしょう。

右の縦書きは、国産絨毯か国産布を地球上に届けるといった程度の意味でしょう。

左の縦書きは「親選浙杭綾羅調緞蘇湘顧繍」。浙江省杭州市の綾羅調緞(中国の伝統的な織物4種)と、蘇繍、湘繍、顧繍などの刺繍を(厳選して販売すると)宣伝していると思われます。

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旗袍を着てダンスをする二人の女性(藕生):左榮茂祥緞號

平肩連袖の旗袍を着てダンスをする二人の女性。裾丈が膝頭。ハイヒール・パンプス。左の女子はショートヘア、右の女子はパーマのショートボブ。左榮茂祥緞號の広告ポスター。作者は藕生。規格は、54.6cm×38.2cm。趙琛珍蔵。趙琛編著『中国近代広告文化』大計文化事業有限公司、台湾、2002年、243頁。

平肩連袖の旗袍を着てダンスをする二人の女性。

二人とも旗袍の裾丈は膝頭。平肩連袖の中袖です。スリムですが、ボディコンシャスとまではいっていません。

左の女子はオレンジ一色の生地と紺色に白色の花柄を染めた生地を合わせています。一見、ツーピースに見えます。

紺色の方の生地を立領、大襟、袖口、裾にもってきているので、かなり太めのパイピングととらえることもできます。チャイナボタンもスリットがありません。この辺はかなり端折って描いています。

右の女子は白地に青色のパイピング。かなりシンプルです。立領の中心や大襟がないので、この辺も端折っていますね。スリットは膝頭上ほどまで短く入っています。

二人とも靴はハイヒール・パンプス。左の女子はショートヘア、右の女子はパーマのショートボブ。

イラスト・ポスター
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ぱおつ
この記事の著者

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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