映画『花様年華』の緑色ダイヤ柄の旗袍に小叶が挑む

網紅・愛好家
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ウォン・カーウァイ監督の映画『花様年華』では主演女優のマギー・チャンが20着以上の旗袍を着ました。

これらの旗袍をテーラーやドレスメーカーで仕立ててもらうファンや、着装して撮影を楽しむファンは多いです。

今回は、ニューヨークに暮らすトレジャー・ハンターの小叶(Xiaoyè)さんが、マギー・チャンの着た緑色ダイヤ柄の旗袍に、メイク(4枚目から12枚目まで)ともども挑みます。このダイヤ柄の旗袍はタオパオで入手されたそうです。

ウォン・カーウァイ『花様年華』©2000 by Block 2 Pictures Inc.

写真をクリックすると拡大できます。大きな写真の右側に矢印が出るので、それをクリックやタップして、さくさく見ていってください。

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映画『花様年華』の緑色ダイヤ柄の旗袍に小叶が挑む

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小叶の緑色ダイヤ柄の旗袍

はじめに書いたとおり、小叶さんの旗袍は映画『花様年華』でマギー・チャンが着た1点をモデルに作ったものです。

二つの旗袍を比べて、とりあえず違うのは次の2・3点です。

  • 小叶さんの旗袍は半袖で袖丈が少し長く、マギー・チャンの袖はノースリーブ。
  • 小叶さんの旗袍のスリットは臀部まで高くなっていて、マギー・チャンのは膝上まで。裾丈は小叶さんが足首までにたいして、マギー・チャンのは膝下くらい。

とにかく、マギー・チャンの緑色ダイヤ柄の旗袍に模したこの旗袍も、かなりタイトでボディコンシャスでしょう。

立領は高く、緑色と白色のまざったチャイナボタン一字型2つで留めます。生地柄の緑と白に合わせた同色です。チャイナボタンは大襟にも一つ、右側に6つついています。

袖を見ましょう。肩縫線があって、かなり丈の短い袖は連袖のままです。

腰ダーツ、胸ダーツ、脇ダーツの3つが施されていそうです。

これだけ書きならべると、かなりボディコンシャスな旗袍だと分かります。マギー・チャンが「旗袍に慣れるのがキツかった」と話したことを生々しく思い出しました。

最後に

小叶さんの緑色ダイヤ柄の旗袍には、3つの舞台がありました。列車、室内、そして公園(イベント会場)です。それぞれの舞台にそれぞれの表情がマッチしていました。

スリットが高いので、つい目が脚に行ってしまいますが、メイクが表情にうまく乗っているので、楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。

状況的に『花様年華』に近いのは室内での写真です。列車の2枚のテーマは遠い過去への旅ですから、『花様年華』の時代設定である1960年代香港とは離れて、民国まで行ってしまったようですが、1940年前後でしたら、小叶さんの旗袍のように、かなりタイトでボディコンシャスな旗袍を着たカッコいい女性が、少しはいたでしょう。

民国期へ私もタイムスリップしたように、楽しく一連の写真を拝見しました。

小叶(Xiaoyè)さんについて

小叶さんはインスタグラムで楽しんでいらっしゃいます。

今回の写真借用では「Of course, OK」の1発。彼女の返事を読んだ瞬間にテンションが上がって、一気に記事を書き上げています。

小叶さんのインスタグラムから、プロフィールを簡単にまとめておきます。

  • @hojitaa
  • 2020年のコロンビア大学クラス
  • 応用言語学の修士号
  • トレジャーハンター
  • 1930年代好き
  • 690年代(武則天)の中国コスチューム
  • 蘭栽培好き
  • 個人コレクション販売先:https://www.etsy.com/shop/HojitaSelected

インスタグラムで小叶さんは、都会や田舎で遊ぶ姿や、パーティでのドレスアップやダンス場面などを公開されています。アメリカの解放感と彼女のアクティブさ。ぜひ小叶さんのインスタグラムにも遊びに行ってみてください♪

網紅・愛好家
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ぱおつ
この記事の著者

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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