倪耕野の描いた老刀牌ブランドのチャイナ服イラスト(ポスター)です。
旗袍のイラストでは怖い方…。
老刀牌香烟(パイレーツ煙草)
老刀牌香烟(パイレーツ煙草)は、民国期に早くから輸入されていたタバコの一つです。かなり有名なタバコブランドで、「哈徳門」「大前門」「三炮台」などと同じくらい知られていました。
古い映画にもたまに出てきました。抗日戦争期や国共内戦期に連絡先コードとしてよく使われました。
はじめ、老刀牌香烟はイギリスのジェームス社が生産していました。パイレーツと名づけられた1891年に上海公発英行が代理販売するようになりました。
老刀牌(倪耕野):旗袍ポスター
旗袍といっても、外にブラウスを着ているので、詳細がわかりません…。
内の旗袍は水色地か白地で、ブルーとピンクのダイヤ模様になっています。スリットは、白色テープにブルーの斜線入り。チャイナボタンも同色です。かなり規則正しくボタンを並べて描いています。
このイラストの女性の顔が怖くて、もう少し明るい色で描けなかったのでしょうか…。青ざめた顔色で不気味に笑う少女…。レイレイに感想を聴くと、「名づけて怨念」と…(笑)。
眉毛がかなりグレタ・ガルボかアンナ・メイ・ウォン風で、1930年代だなぁと感じました。
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