春色佳人(杭稚英):インダンスレン布の旗袍

イラスト・ポスター
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杭稚英(杭穉英)の描いたポスターです。

スキャン元は中国上海XXLの絵葉書です。

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春色佳人(杭稚英):インダンスレン布の旗袍

インダンスレン染料を使った旗袍の広告ポスター。杭稚英(杭穉英)作。「春色佳人。彼女はとても幸せになりたい。彼女が着ているインダンスレンの浅い藍色の布は最高で、太陽の下で色あせることはありません。」絵葉書(中国上海XXL)。

インダンスレン染料を使った浅い藍色の旗袍。色が鮮やかです。民国期のビンテージものをネットで見るかぎり、実物もこれくらい鮮やかだったようです。

この旗袍はいたってシンプル。インダンスレンの藍色をベースに、パイピングは濃い目の藍色です。平肩連袖の半袖。立領はかなりハイカラー。チャイナボタンはかなり省略して描いています。少し手を抜いているのか、臀部から脚部にかけてやや太くなっている感じで、皺(シワ)の表現がありません。左脇下の皺(シワ)は薄く3本ほど描かれていますが、強調されていません。

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インダンスレン布を使った旗袍

インダンスレン染料を使った生地は、1930年代に学生服や制服、それに日常用の旗袍にまで広く使われました。

カレンダー・ポスターにも、この趨勢は反映しています。インダンスレン布に関する記事リストを次の記事にまとめているのでご参照ください。

イラスト・ポスター
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この記事の著者
ぱおつ

旗袍好きの夫婦で運営しています。ぱおつは夫婦の融合キャラ。夫はファッション歴史家、妻はファッションデザイナー。2018年問題で夫の仕事が激減し、空きまくった時間を旗袍ラブと旗袍愛好者ラブに注いでいます。調査と執筆を夫、序言と旗袍提供を妻が担当。

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