旗袍のポスター。
老刀牌香烟(パイレーツ煙草)のカレンダー・ポスターです。
ポスター情報
作者:杭稚英(杭穉英)
老刀牌香烟(パイレーツ煙草)
老刀牌香烟(パイレーツ煙草)は、民国期に早くから輸入されていたタバコの一つです。かなり有名なタバコブランドで、「哈徳門」「大前門」「三炮台」などと同じくらい知られていました。
古い映画にもたまに出てきました。抗日戦争期や国共内戦期に連絡先コードとしてよく使われました。
はじめ、老刀牌香烟はイギリスのジェームス社が生産していました。パイレーツと名づけられた1891年に上海公発英行が代理販売するようになりました。
老刀牌香烟(パイレーツ煙草):旗袍のポスター
杭稚英(杭穉英)作。老刀牌香烟(パイレーツ煙草)のカレンダー・ポスターから作った絵葉書。Pirate Cigarettes Calendar Poster in the 1930s. 21世紀になってから北京市郵政管理局の絵葉書として販売。
私は老刀牌を吸うのが一番好き。
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老刀牌香烟(パイレーツ煙草)のカレンダー・ポスター。出典元には次のように説明されるがダーツを確認できない。改良旗袍は裁縫の西洋化にそってヨーロッパの胸ダーツと腰ダーツの設計理念を導入した。胸部の広がりと腰部の収縮というボディコンシャスな設計は女性の身体ラインを際立たせた。白雲『中国老旗袍:老照片老広告見証旗袍的演変』光明日報出版社、北京、2006年、129頁。
旗袍
この旗袍は茶系4色を使った経縞(縦のストライプ)の半袖です。経縞なのでわかりにくいですが、平肩連袖でしょう。
ハイカラーで、チャイナボタンは首元、右肩、右脇下の3点を確認できます。ボディコンシャスですがダーツがありません。
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